主役級バッグに合わせる服

私のストライクゾーンど真ん中なセンスの人を目撃してしまった。
只者ではないこの色合わせ、素材のチョイス。ツボすぎる〜!私の好きが全部盛り。

自著やあしまいコラム読者の皆さまはもうご存じかもしれませんが、私はBAOBAOバッグの大ファン。
白や黒はもちろん、グレーやベージュ、シルバーも。ベーシックカラーは形違いで一通り保有しているくらい好きなのだ(既に持っているものとなるべくかぶらないよう買い物するタイプなので、異例といえる)

なのに、惹かれつつも攻め色は持っていない。なぜなら服に柄や派手色が多いから…ケンカしそうで。

自分がこの個性放った真っ赤な主役級バッグを持つとしたら、どんな服を合わせるだろうな〜(楽しき妄想)

バッグを生かすために、服はシンプルに色も形も抑えめにして…でも「削る」部分をやりすぎると、服と本体(自分)が負けて〝持たされてる感〟が出てしまいそうで、けっこう難しいな。
このバッグはカラーもデザインもエッジが効いてるし、なんなら細かい偏光ラメが入っていたりして主張がうんと強い。だから普通の服をただ着るだけでは浮くような気もする。服だけでなくヘアやメイクも含めて。

そのあたりのバランスがこの方はすごく上手で、私がしたいことが全て詰まってる!久々に人のコーディネートを見て上がった。
シンプルだけど実はひと匙のデザインがあるを選んでいて、強バッグともマッチしている。
独自のお洒落を展開しつつシルエットや足元は流行を抑えているところも、センスの良い人だな〜と思って感心しちゃった。
意外と難しいんだよねそのあたりのバランス感覚って。

あ〜良いもの見させていただきました。ほんと好きだった。

ashimai(あしまい)
服と猫が好きなイラストレーター。
著書に「大人女子着こなし図鑑」(KADOKAWA)
「おしゃれ”着こなし”ベストコレクション」「おしゃれデート服コレクション」
「おしゃれ女子コレクション」(ともに大和出版) がある。
プロフィール詳細や活動内容については公式サイト『ashimai illustration』をご覧下さい。
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